和紙のふるさととも言える越前の紙漉きの里。ここには今も約八十軒余りの製紙工場が山間に軒を連ねている。今ではその数も少なくなった手漉き工場では、ほのかに光が差し込む漉き場に、白い飛沫が飛び交い、紙を漉く女性の姿が揺らめく。そこでは、水の跳ねる音と漉く人の呼吸だけが響く中、端正にしかも規則正しく、紙漉きが続けられていく。からかみ雲母集越前手漉和紙「紗」織物ふすま紙和モダン障子紙その他